ウィッグアテンダントHome > プロが教えるウィッグ知識
医療用でウィッグを選ぶ時はウィッグだけに注目しないでください。
ウィッグと一言で言っても価格が数千円~数十万円と、非常に幅が広く相場がないのがウィッグの価格です。
仕事をするのか仕事をしないのか、また周りには言うのか言わないのかでも選ぶウィッグは変わってきます。
ウィッグは試着すると、ご自身は不自然にしか感じない方が多いと思います。
それは、頭が大きく見えて重い印象になっているからではないでしょうか。
既製品以外のウィッグなら、ここから調整ができて、いくらでも自然なヘアスタイルに作り変えることができます。
洗面器等で、つけ洗い、ためすすぎが原則です。
シャワーを使うと水圧で、ウィッグの内側に毛が出やすくなる原因になります。
メーカーでも色々と案内していますが、シャンプーの時は、洗面器の中にも入るサイズのブラシが一番使いやすいです。
1週間~2週間に一度のシャンプーと案内しているメーカーが多いです。
毎日使わない方は、10回~20回使ったらくらいで十分です。
厳密な決まりはありません。
男性の薄毛のカバーで、使用するウィッグはオーダーが主流です。
薄毛の範囲が人それぞれで、頭の形がダイレクトにフィット感に影響するからです。
そして、ベースも薄いタイプで、取り外さないタイプが増えてきました。
取り外さない方法はメーカーによって特徴があります。
ある程度、シャンプーができるタイプを選ぶと良いと思います。
《絶対にしてほしいこと》
ウィッグの生え際の位置は、自分の生え際ではないです。
オデコの広い人は生え際あたり、オデコの狭い人は生え際より上、ウィッグの着け位置は、自然に見えるかどうかにかかっている大事な部分で人によって違います。
しっかり決めたら自分で覚えておきましょう。
※着け位置が決まったら、前髪の長さを決めるようにしてください。
前髪の長さで着け位置を決めると不自然になります。
今は良い人毛がなくなっています。
それは現場の私たちが一番実感しています。
20年前の人毛と質が違う、、、、。
人毛にも、ダイヤモンドのようにランクがあります。
若い方のバージンヘアの髪は一番質がよく高級です。
年齢を重ねると、毛も細くなり、コシもなくなるので、ランクが下がってきます。
すごくたくさんの種類があり、メーカーがあるのに、使っている人が公表しにくいアイテムのため、正確な情報が広まっていないのがウィッグ。
高額な商品なのに、メーカーからの情報が主で、ユーザーからの情報が極めて少ないので、ウィッグが必要になった時に非常に困ると思います。
仕事やお出かけの時などは、ちゃんと作ったウィッグを使用して、休みの時や、家に居るときは、仕事使いのウィッグを休ませるためにも使い分けをすると良いと思います。
通販などの比較的安価なウィッグを使用する
安価でも実店舗のあるメーカーがあるので、実際のスタイルを確認できるようになっています。
髪と頭皮のダメージを軽減させるため、染める間隔を広げるひとが増えています。
そんな時に活躍するのが、トップにつけるヘアピースです。
髪の毛は二週間で、約0.5㎝伸びます。
分け目になると、左右に0.5㎝伸びるので、1ヶ月で1㎝の白髪が目立ってきます。
せっかく染めても二週間で目立ってきます。
特に化学療法のためにウイッグが必要な場合は、即日に納品してもらえるというのはメリットです。
しかし、その反面、購入されるウイッグは、いつ工場で製造されたウイッグか確認してください。