ウィッグ人毛の危機

今は良い人毛がなくなっています。

それは現場の私たちが一番実感しています。

20年前の人毛と質が違う、、、、。

 

人毛にも、ダイヤモンドのようにランクがあります。

若い方のバージンヘアの髪は一番質がよく高級です。

年齢を重ねると、毛も細くなり、コシもなくなるので、ランクが下がってきます。

環境や生活が髪の質に影響を与えます

環境や生活も、質の良い髪の毛を作るのに影響します

日本人が使うウィッグは主に、中国人、インド人です。

インドも中国も、今は田舎の方でも、生活水準が上がってきています。

産業も広がっていて、食べ物や生活環境も20年前とは全く変わっています。

そうなると、若い方のバージンヘアの質も変わってきているのが現実です。

 

基本的には、ウィッグに加工する人毛は、バージンヘアですが、今は、質の高い人毛がなくなりつつあるので、もしかしたら、バージンヘアでない人毛も混ざってきているのでは、、、と懸念があります。

 

 


これは、工場の企業秘密な部分になるので、正確な部分は教えてもらえません。

ウィッグはバージンヘアを加工してからウィッグとして使っていきます。

その加工の後も、しっかりしている毛が少なくなっています。

人毛の最大の欠点が、からむこと

人毛の最大の欠点が、からむことです。

人毛100%のウィッグの場合は月一のサロンメンテナンスとトリートメントを勧められことが多いです。

 

そうしないと、自宅でシャンプーしてからむと、毛玉のようになってしまい、ほぐせずに使えなくなる場合があります。

 

あと、トリートメントを浸透させようと、水の中につけておくもの絡まりの原因になるので注意してください。

 


人毛100%の取り扱いは注意が必要ですので、購入時の検討事項に入れることをおすすめします。

相談時に見せてくれる新しいウィッグは、キレイでサラサラが当たりまえです。

短期間で劣化が進むこともあるのでよく考えてください。

 

ウィッグの毛質には、必ず長所と短所があります。

今のところ万能な毛質は存在しません。

自分が何を求めて毛質を選ぶか、しっかり検討してください。